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Javaマスターへの道: ステップ5 – 代入、初期化、型変換、複合代入演算子の理解

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はじめに

株式会社インプルの奈良です。

前回は、①変数、②データ型についてまとめました。

今回は、①代入と初期化、②型変換、③複合代入演算子について解説します。

Javaの基本を学び進めるための次のステップでは、代入と初期化、型変換、そして複合代入演算子の理解が重要です。これらはJavaプログラミングの基礎であり、理解することで効率的にプログラムを作成できます。

この記事は、Javaについて0から学んでいくため、プログラミング初学者の方の参考になれば幸いです。

代入と初期化について

Javaでは、変数に値を代入することができます。以前解説しましたが、代入は=演算子を使用して行います。以下の例では、numという名前の変数に10という値が代入されています。

int num = 10;

ここでの=は代入演算子であり、右側の値(この場合は10)を左側の変数(この場合はnum)に代入します。この行の実行後、numの値は10となります。

また、変数の宣言と同時に値を代入することを初期化と呼びます。上記の例はnum変数の初期化も含んでいます。

奈良
奈良

余談ですが、変数1 = 変数2と記載すると、変数1に変数2を代入したりもできます。

型変換について

型変換は一つの型の値を別の型の値に変換することを指します。Javaでは自動的に行われる型変換(暗黙の型変換)と、明示的に行う型変換の2つが存在します。

例えば、以下のように小さい範囲の型から大きい範囲の型への代入はJavaによって自動的に型変換されます。

// 暗黙の型変換
int num = 10;
double numDouble = num;  // 自動的にintからdoubleへ型変換される

一方、大きい範囲の型から小さい範囲の型への代入では、明示的な型変換が必要です。

// 明示的な型変換
double numDouble = 10.5;
int num = (int) numDouble;  // 明示的にdoubleからintへ型変換する
奈良
奈良

右辺の値のデータ型の方が左辺よりも大きい場合は、エラーになるので注意しましょう。

複合代入演算子について

複合代入演算子は、代入演算と他の演算を一つにまとめたものです。例えば、+=-=*=/=%=などがあります。これらは計算と代入を一行で行うことができます。

int num = 10;
num += 5;  // num = num + 5;と同じ。結果としてnumの値は15になる

さいごに

今回は、①代入と初期化、②型変換、③複合代入演算子について解説しました。

また、四則演算に使用する算術演算子については記載を省略したため、必要がある人は下記のサイト等を参考して学習することをお勧めします!

参考サイト:https://java-code.jp/64

次回は、①標準出力、標準入力、標準エラー出力、②標準入出力のオブジェクト(System.out System.in)について解説します。