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Javaマスターへの道: ステップ3 – 文法上(慣習上)のルール、mainメソッドとコメントの理解

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はじめに

株式会社インプルの奈良です。

前回は、低級言語と高級言語、②コンパイラ(方式)とインタプリタ(方式)についてまとめました。

今回は、文法上(慣習上)のルール、②mainメソッド、③コメントについて解説します。

この記事は、Javaについて0から学んでいくため、プログラミング初学者の方の参考になれば幸いです。

文法上(慣習上)のルールについて

Javaの文法は、他の多くのプログラミング言語と同様に一連のルールと規則から成り立っています。これらのルールは、プログラムがどのように機能するか、そしてどのように解釈されるかを定義します。

例えば、Javaではすべての文はセミコロン(;)で終わるべきです。また、Javaは大文字と小文字を区別する言語であり、Systemsystemは異なるものとして扱われます。

慣習上のルール
  • Javaではクラス名の最初の文字は大文字であるべき(先頭が数字や@マーク等の記号、空白やJavaであらかじめ用意されているキーワード(intなど)を使用しない)
  • メソッド名や変数名の最初の文字は小文字で始まり、それ以降の単語の先頭は大文字であるべき(キャメルケース
  • ドル記号は使用しない
  • 意味の通じやすい名詞として、略語や頭字語は使用しない
奈良
奈良

慣習上のルールを守ることで、コードの可読性と保守性を向上させることができます。

mainメソッドについて

Javaアプリケーションは、mainメソッドから実行を開始します。このメソッドは、Javaランタイムによって最初に呼び出される特別なメソッドで、以下のように定義されます。

public static void main(String[] args) {
    // mainメソッドの定義(プログラムの実行を開始するためのコード)
}
奈良
奈良

mainメソッドは、処理の開始点という意味で、エントリポイントとも呼ばれます!

また、上記のメソッドを細かく解説すると下記のようになりますが、詳細は次回以降の記事にまとめたいと考えております。

public static void main(String[] args)
上記のmainメソッドは、下記の性質を持つ
①他のクラスから呼び出せる
②クラスから直接呼び出せる
③返り値を持たない
④argsという配列型の引数を持つ
public箇所 アクセス修飾子(このメソッドがどのような扱いが可能かを示す)
public・・・他クラスからアクセス可能
protected・・・同一パッケージ内・継承クラス
なし・・・同一パッケージのみ
private・・・同じクラス内のみ
static箇所 その他の修飾子
abstract・・・抽象クラス・メソッド
static・・・クラスから直接呼び出せる(インスタンスから呼ばない)※通常はインスタンスから呼ぶ
final・・・変更できない
void箇所 返り値のタイプ
処理結果を返す > 返り値の型を定義(String,Int,longなど)
値を返さない > void
main(String[] args)箇所 メソッド名(引数)
メソッドを呼び出すときにパラメータを渡す。
パラメーター = 引数
カンマで複数渡せる

コメントについて

コメントはプログラムの一部であり、プログラムの動作に影響を与えませんが、プログラムの理解に役立ちます。Javaでは、//で始まる行はシングルラインコメントであり、/**/で囲まれた部分はマルチラインコメントとなります。

// これはシングルラインコメントです

/* これは
   マルチライン
   コメントです */

コメントはコードの目的、機能、そして行動を説明するために用いられます。

奈良
奈良

良いコメントは、他のエンジニア(未来の自分自身も)がコードを理解し、保守するのを手助けします。

さいごに

今回は、①文法上(慣習上)のルール、②mainメソッド、③コメントについて解説しました。

次回は、①変数、②データ型について解説します。