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【iOS】App StoreのおすすめアプリとしてFeatureしてもらう方法

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App Storeでは、より多くの人にアプリを提供するために、さまざまな機能や施策が用意されています。これらの機能を活用することで、エンゲージメントの向上やダウンロード数の増加が期待できます。

Feature(おすすめアプリ)

App Storeアプリを開くと、本日のおすすめ や クリスマスシーズン特集など、Appleのキュレーターが選出したおすすめアプリを閲覧することができます。ここにAppleの掲載文とともに掲載されることでPVの増加やダウンロード数の増加、ブランドイメージ向上やユーザーエンゲージメントの向上が見込まれます。

App Storeでのフィーチャー - App Store - Apple Developer
App Storeでのフィーチャーについて説明し、選考プロセスで考慮される要素と、ストーリーの共有方法を紹介します。

考慮するポイント

掲載審査の際に考慮されるポイントは、以下の通りです。

  • UIのデザイン:優れたユーザビリティ、見た目、全体的な品質(魅力的なビジュアル、直感的なジェスチャーやコントロールなど)。
  • ユーザー体験:ユーザーにとって便利で使いやすく、一貫性と効率性を備えた機能性。
  • イノベーション:ユーザーが抱える固有の課題を解決するもの、または新しいテクノロジーを活かして最適なユーザー体験を実現するもの。
  • 独自性:他とは一線を画している、新しいジャンルを確立している、あるいは従来のカテゴリで新たなアプローチを取っているAppやゲーム。
  • アクセシビリティ:広範囲のユーザー層がAppやゲームを楽しめるよう、十分に統合された機能性。
  • ローカリゼーション:高品質で関連性が高いローカリゼーション(文化に適したコンテツや多言語対応など)。
  • App Storeのプロダクトページ:魅力的なスクリーンショット、Appプレビュー、説明、評価とレビュー。

これらは、必須項目ではないので、例えば多言語対応していなくてもおすすめとしてFeatureされる可能性はあります。しかしながらより多くのユーザーにアプリを届けるためには、上記の基準をなるべく満たしている方が掲載に有利になるでしょう。

App内イベント

App本体だけでなく、App内イベントも Featureとしておすすめ掲載される対象になります。特に季節性のイベント(クリスマスイベント等)は、狙いやすく意図が伝わりやすいのでスケジュールを合わせて積極的に狙っていくと良いでしょう。

アプリ内イベント - App Store - Apple Developer
アプリ内イベントとは、ゲームコンペティションや新作映画の初公開、ライブストリーミング体験など、アプリやゲーム内で行われるタイムリーなイベントです。

アプリのアプデは不要

開発者にとって嬉しいのは、イベントの開催にはアプリのアプデが必要ないことです。App Store Connectからイベントを作成し、アプリ内にそれに対応する機能が実装されていれば特に追加のアプデや審査は発生しません。

おすすめアプリ掲載のリクエストを行う

おすすめアプリ掲載にあたっては、自分からキュレーターにアピールすることが可能です。以下の申請フォームに必要事項を入力して送信します。

Sign In - Apple
Sign in with your Apple ID

申請タイミングは重要

申請から掲載まで、おおよそ12週間ほどかかると言われています。したがって、季節性のイベントやおすすめ掲載を狙う場合、申請はその日から逆算して少なくとも12週前には行う必要があります。

つまり、クリスマスイベントを狙って施策を打つ場合:

  • 9月までにはクリスマスイベントをアプリ側で表示できるよう実装
  • (アプリ内イベントページの作成)※イベントの場合
  • 9月中にフォームより申請
  • クリスマス前のタイミングでイベント配信/アプデリリース

というスケジュールを組んでおく必要があります。

アートワークの作成

アプリがおすすめとして表示されるとき、App Storeにおしゃれな画像が設定されます。この画像も用意する必要があります。

なお、ガイドラインは以下にまとまっています。

https://help.apple.com/asc/appspromoart/?lang=ja

おすすめ掲載が決定した時点で、アートワークが作成できていない場合は、Apple DevelopperのダッシュボードにAppleからメッセージが届き、画像作成を促されます。

落選の連絡はない

残念ながら落選だった場合は、特にAppleから連絡はないので、次の機会を待ちましょう。申請自体は何度でも可能ですが、落選した場合は何かしら修正を行わなければ次も落選になる可能性はかなり高いと言えるでしょう。

どうしてダメだったかフィードバックがある訳ではないので、自分で考えなければならないのが辛いところです。

まとめ

おすすめ(Feature)に掲載されるためにできることを紹介しました。かなりのダウンロード増加が見込めるので運用者の方は積極的に狙っていきたいところです。