はじめに
みなさんこんにちは。インプルの岩崎です。
今回は久しぶりにDevinについてのお話しです。といっても、開発がどうこうではなく、リポジトリーのセットアップが格段に楽になりました!
リポジトリーのセットアップが楽になりすぎた件
Devinとは?
さて、タイトルにもあるように、Devinのリポジトリーのセットアップがとても楽になりました。
まず、Devinってなに?という方は、下記の記事からご覧ください。自立型のAIエージェントで、コード生成を指示一つでやってくれる優れたAIです。
これまでのリポジトリーセットアップ
以前、リポジトリーのセットアップについての記事をまとめましたが、手探り状態でコマンドを実行したり、うまくいかなかったりで、つまづくことが多くありました・・・。
実は、8月にアップデートしてできるようになっていたのを確認し、簡単には追記をしていたのですが、まだご覧になられていない方、よければご覧ください。
何が変わったの?
さて、2025年の10月現在でセットアップで大きく変わった点は、セットアップ画面にもAIが入ったことです。
つまり、セットアップの状況に応じてAIがこのコマンドを実行するといいですよ、とか、この操作をするといいですよ、と提案をしてくれます。もちろん、提案されたことに対してOKをすると、勝手に動作もしてくれるわけです。
これがあることにより、エラーでうまくセットアップできない、といったトラブルが減ります。より快適なDevinライフが送れるようになるわけですね笑。

改めて、リポジトリーセットアップ
さて、それでは早速セットアップをしてみましょう!
リポジトリーを選択する
まずはセットアップするリポジトリーを選択します。
Settings > Machine snapshot でリポジトリーを開いてください。リポジトリーの追加はこの画面から行います。
なお、リポジトリーのアクセス権限を全てにしていない方は、Organization settings > Integration から、GitHubのリポジトリーを設定してください。
この画面が表示されたら、右上のAdd repositoryから、リポジトリーを選択します。

すると、リポジトリーを検索できる画面が出てきますので、追加したいリポジトリーを検索して、選択しましょう。Startのボタンを押すと、セットアップの画面がロードの後、表示されます。


セットアップをする
すると、下記のような画面が表示され、セットアップが始まります。

ここまで来ると、あとはもうDevinに任せっきりにすることができます。
今回のアップデートでのポイントでもある、セットアップの画面にもAIが入ったことで、自動でコマンドを実行し、うまくいかなければ再度セットアップの手段を試みる、ということをしてくれます。
これまでは左側のコマンド実行をポチポチ押していましたが、今回からはセンターのチャット画面に注目してみましょう!
早速ですが、I’m ready. Let’s proceed with the setup steps.の Submit ボタンを押してみましょう。
すると、チャット画面が本格的に起動し始めます。すごい!!

すると、コマンドを実行するぜ!と下記のような画面が現れます。
今回のアップデートで、基本的にはこの ✅Confirm を押していけばOKです。

もちろん、どのようなことが行われているのか確認するために、英文を読む必要があります。しかし、これ、ブラウザの翻訳をかけてもうまく翻訳されないという問題が・・・。これは今後日本語に対応するのを待つしかありませんね・・・。
さて、先ほども言った通り、AIがすべてコマンドを実行してやってくれるので、人間が何か手を加える必要はありません。1〜8まで、次のようなセットアップが真ん中のチャット画面で終われば、無事に終了です。
- Git Pull
Devinが最新のコードを取得するためには、どのようなコマンドを使用すればいいかを教えてあげる必要があります。 - Configure Secrets
Devinがローカルでアプリケーションのデバックや開発をするために必要な秘密情報や環境変数を設定する場所になります。 - Install Dependencies
Devinを正しく動作させるために必要なツールやライブラリをインストールする作業を行います。Node.js/JavaScript プロジェクトやPython プロジェクトなど、インストールが必要になります。 - Maintain Dependencies
先ほど登録したライブラリを自動で最新に保つために、起動時に実行するコマンドを登録する設定をします。 - Setup Lint
「Lint」は、コードの書き方・文法などをチェックしてくれるツールで、自動化することで品質を保つのがここの工程での狙いです。 - Setup Tests
テストを自動的に実行するためにどのようなコマンドを使えばいいか、Devinに教えてあげます。 - Setup Local App
Devinに「アプリの動かし方(起動コマンド)」を教えておくことで、テストや開発作業がスムーズになります。Pythonであればwebアプリのサーバーの起動方法などです。 - Additional Notes
いままで書いてきたように、Devinに伝えたい備考や説明などがあれば記述する欄になっています。

セットアップを終了する
最後の 8. Additional Notes までセットアップが終了したら、Finish setup でセットアップを終了しましょう!

すると、いままでテストしてきたコマンドが自動で走りますので、エラーがでず問題なく終了したら、 Complete を押して終了させましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
Devinのセットアップが格段に楽になりましたね。皆さんもこれで面倒な工程がまた一つ楽にできるようになったのではないでしょうか!?
みなさんもDevin積極的に使っていきましょう!

