今回は TortoiseSVN で毎日のアップデートを自動化するバッチファイルを作成します。
また、最初の結論で正常に実行されない場合は設定に問題がある可能性が高いです。
その場合は、以降の記事もご覧になって解決してください。
結論
このバッチファイルを作成して、タスクスケジューラを設定すると自動化できます。
@echo off
# ローカルのsvnディレクトリを指定
set SVN_DIR=C:\svn\main
# svn update を実行
TortoiseProc.exe /command:update /path:"%SVN_DIR%" /closeonend:1
上記で上手く実行されない方は、下記の記事をご覧ください。
Tortoise SVN のコマンドを有効化する
最初にインストールした段階では、SVN コマンドは無効化されているため使用できません。
そのため、下記の2パターンに分けて解説します。
・これからインストールする場合
・既にインストールした場合
これからインストールする場合
インストーラにてチェックをつける必要があります。
インストール手順のどこかで下記のような画面が表示されます。
![](https://i2.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image-6.png?resize=678%2C517&ssl=1)
無効化されている command line client tools の項目を有効化してください。
![](https://i2.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image-7.png?resize=725%2C543&ssl=1)
これで svn コマンドがインストールされた状態になりました。
次に、環境変数の Path にダウンロードした Command Line Tools の中にある bin へパスを通します。
注意!
以下ではバージョンを「xxx.xx.x」と仮置きしていますが、実際に行う場合はあなたがダウンロードしたバージョンを入力してください。
例: C:\Apache-Subversion-xxx.xx.x\bin
これでコマンドが使えるようになりました。
既にインストールされている場合
1、下記のサイトから svn command をインストールします。
![](https://i0.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/04a4a8636fe420773db2b27062512996.png?resize=320%2C180&ssl=1)
PATH を通す
環境変数の Path にダウンロードした Command Line Tools の中にあるbinへパスを通します。
例: C:\Apache-Subversion-xxx.xx.x\bin
タスクスケジューラを設定する
Windows + R でファイル名を指定して実行が出来るので、「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Administrative Tools」を実行。
その中にある「タスクスケジューラ」を選択してください。
タスクスケジューラ起動
以下のウィンドウから、右側にある「タスクの作成」を選択してください。
![](https://i2.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image.png?resize=841%2C591&ssl=1)
タスクの作成
すると、以下のウィンドウが表示されますので、適当な名前を入力してください。
ここでは、「execute-svn-update」としました。
![](https://i1.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/new-1.png?resize=838%2C593&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image-2.png?resize=838%2C603&ssl=1)
まず、開始頻度のところで、「毎日」を選択します。
その後、開始日と、好きな実行時間を指定して「OK」を押下してください。
![](https://i2.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/new.png?resize=838%2C710&ssl=1)
「トリガー」タブにて以下の内容が表示されていれば成功です。
![](https://i2.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image-4.png?resize=840%2C604&ssl=1)
次に、「操作」タブから操作を新規作成します。
![](https://i0.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/nu.png?resize=837%2C600&ssl=1)
すると、以下のウィンドウが出てくるので、先ほど作成したオートメーションのバッチファイルを参照して、実行できるようにします。
![](https://i0.wp.com/ramble.impl.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/image-5.png?resize=839%2C916&ssl=1)
まとめ
これで自動化出来ました。
Windows 環境下でのタスクスケジューラ設定は、どのスクリプトを組んでも同じだと思いますので、参考にしてみてください。