Zabbixとは何か？ CloudWatchとの違いなど

どうもこんにちは。株式会社implのkashimaです。

紆余曲折あってZabbixを触ったりしたので、Zabbixとはそもそも何なのか、記録として残しておきたいと思います。

Zabbixとは？

Zabbixとは、サーバーやネットワークなどを一元的に監視し、必要に応じて通知まで出してくれるオープンソースの統合監視ソフトウェアです。

わかりやすく言うと、サーバーにエラーとか負荷が上昇したりしたら色々教えてくれるサービスって感じ。

サーバーや仮想環境、ネットワーク機器から送られたデータをZabbixサーバー内で監視します。

そのデータを専用WEB UIで表示したり、障害等が発生した際に必要に応じて通知も送信することができます。

基本的には対象のサーバーにZabbixエージェントを導入することが多いです。

するとCPU使用率、メモリ使用率などを監視することができます。（なくても一応監視可能です）

例えばEC2のOSに見合ったZabbixサーバーをインストールすることで

など多くの項目を監視することができます。

今はアプリケーションのインフラをAWSで構築することも多いと思います。

初めてZabbixの概要を勉強したとき、CloudWatch的なやつなのかな？と思いまして、それぞれの違いはなんなのか調べてみました。

Zabbixはオープンソースの監視ツールであり、さまざまなシステムやアプリケーションを監視するために使用されます。

Zabbixは、SNMP、JMX、IPMI、VMware、およびその他のプロトコルをサポートし、システムリソース、ネットワークリソース、アプリケーションリソースなどを監視することができます。

Zabbixは、柔軟性が高く、複数の監視手法を組み合わせることができます。また、Zabbixは、カスタムアラートやダッシュボードの作成などの機能が提供されています。

CloudWatchはAWSの監視サービスであり、AWSサービスで稼働しているリソースのパフォーマンスを監視するために使用されます。

CloudWatchは、AWSのリソース、例えばEC2インスタンス、RDSデータベース、Elastic Load Balancerなど、およびカスタムメトリクスを監視することができます。

また、CloudWatchは、アラートの作成、自動スケーリングのトリガー、ログの収集などの機能が提供されています。

簡単に言うと、CloudWatchはAWSの監視システムであり、Zabbixは汎用的な監視システムです。どちらのツールも、異なる環境で異なる目的に使用されます。

Zabbixを導入するメリットってなんなんでしょうか？

一言で言うと、低コストでカスタマイズ性の高い監視システムを導入できるところだと思っています。（そう信じている）

網羅的な監視：Zabbixは、システムリソース、ネットワークリソース、アプリケーションリソース、データベースなど、さまざまなリソースを監視できます。これにより、システム全体の健全性を網羅的に監視し、問題を早期に検知することができます。
カスタマイズ性の高さ：Zabbixは柔軟性が高く、監視対象をカスタマイズすることができます。通知方法やアラート条件（特定のエラーログ、サーバーの状態）などを自由に設定することができます。
オープンソースである：Zabbixはオープンソースであるため、コストを抑えて導入することができます。
ビジネス価値の向上：Zabbixは、システムの可用性やパフォーマンスを改善することで、ビジネス価値を向上させることができます。監視により問題を早期に検知し、迅速かつ適切に対処することで、サービス停止時間を最小限に抑え、UXを向上させることができます。
豊富な機能：Zabbixは、多機能な監視システムであり、グラフ化やレポート作成などの機能を提供しています。これにより、監視データを視覚化して、問題の発見と解決を容易にすることができます。

以上のように、Zabbixを導入することで、システムの健全性を網羅的に監視し、問題を早期に検知することができます。そしてコストを抑えながら、柔軟性が高く、カスタマイズ性が高い監視システムを構築することができます。

以上がZabbixの概要的な説明になります。ざっとまとめると

といったところかと思います。

今度別の記事でZabbixの導入方法をまとめたり出来たら嬉しいなと思います！

参考にさせていただいたサイト